6月26日深夜(彩萌誕生目前)

26日午前1時ごろ、

 

眠りに就こうとベッドに横になったが、なかなか眠れず、

 

寝返りをうつと下腹部が「グキッ」と微かに音がした。

 

トイレが妙に近く、二回目にトイレにいったとき一瞬左腹部に激痛がはしった。

 

「まさかね。まだ産まれないよね。」と思ったとき、

 

母親教室できいた「おしるし」と思われるものが。

 

「きっと、眠ったら治ってるよ。」と思ったが、

 

気になるので、のぼうさんに言っておこうと思った。

 

「のぼうさん」と小さい声をかけ、肩にさわろうとした瞬間、

 

「お友達がいっぱいきてたよ。」

 

すごい笑顔で幼稚園児のような発言をきき、

 

陣痛は気のせいと思うことにした。

 

「今ののぼうは冷静じゃない」私はとりあえず、入院準備をはじめた。

 

シャワーもあびた。

 

一時間ほどして、もう一度声かけてみた。

 

「うぃい~ん、うぃい~ん、うぃい~ん、」

 

と叫びながら左右に揺れるのぼうさん。

 

怖くなった。「のぼうさん!」と声をかけた。

 

変な病気か。。。

 

「セミがおうちの中に入ってきてん。」

 

声をかけるのは朝まで待とうと思った。

 

でも、陣痛は10分間隔になり、やばいと思って、

 

思いっきり、寝言なんか言わせないという気持ちで必死で起こした。

 

のぼうさんは起きたけど、陣痛を伝えると、

 

慌てふためき、寝ぼけた行動をとっていた。

 

そんな深夜の出来事があったとは。。。

 

あの時、必死でのぼうさんを起こさなかったら、

 

あのまま寝言が言われ続けられていたら、

 

きっと破水してしまうまで病院にいけなかっただろうと思った。

 

彩萌、無事に病院で産まれてよかったね。