『あらしのよるに』 (2005/日)

★★★★★

監督:杉井ギサブロー
出演:中村獅童/成宮寛貴/林家正蔵/山寺宏一/KABA.ちゃん/柳原哲也/

平井善之/小林麻耶/市原悦子/早見優 他

【STORY】
ある嵐の夜。仲間とはぐれたヤギのメイは、壊れた山小屋で雨風をしのいでいた。そこへ、同じように嵐から逃れてきた"仲間"と思しき一匹の動物が、ずぶ濡れになって飛び込んでくる。小屋のなかは真っ暗で、何も見えない。互いにひとりぼっちで心細かった二匹は、話を続けるうちにすっかり意気投合し、やがて"あらしのよるに"を合言葉に、再会を約束。だが二匹は、互いがヤギとオオカミだという、衝撃の真実にまだ気づいていなくて…。

<感想>

子供と一緒に観てみるか!と思い、あちこち探し回ってやっと見つけた『あらしのよるに』。

なぜかわからんが、売り切れ店ばかり、レンタルも全部なしという状況がのぼうの周りで発生している。

そんなに面白いものなのか?と期待しつつも、いやみんなだまされてるはずだ!とも思いつつ、冷静に観てみたわけだが、やはり大人にはそれほどたいしたもんでもないなぁというのが率直な感想。

“オオカミ”と“ヤギ”、普通では友達になるはずもない2匹が友達になる。

嵐の夜、真っ暗闇の中、お互いが誰かもわからず話すうち、意気投合してというもの。

お互いの群れでは、緊急の会議が開かれ、こんなありえない状況をどうするかが話し合われ、それぞれうまく利用し、今後の生活に活用できるのではないか?という結論に・・・。

しかし、当事者の2匹は一瞬は群れのためとお互いをだまそうとするが、結局友情を取り、2匹でこの困難を乗り切って、新たな世界へと旅立っていくという流れの話だが、

子供にとっては仲良しになった2匹が結局仲良しのままで良かった~という映画でいいんだろうが、まったくの子供に戻ってしまうことができないのぼうは、普通以上の評価にはならなかった・・・。

家族そろって、オオカミさんだの、ヤギさんだの言いながら見る分においては無難な映画だけどね・・・。