『アバウト・シュミット』 (2002/米)

★★★★★★

監督:アレクサンダー・ペイン
出演:ジャック・ニコルソン/キャシー・ベイツ/ダーモット・マルロニー/

ホープ・デイヴィス 他

【STORY】
定年退職したシュミット。しかし退職後、することもなく、月々22ドルの募金で養父となったアフリカの子供へ手紙を書き始めた。そんなある日、妻のヘレンが急死した。デンバーで暮らす娘のジーニーも、自分の結婚式の準備で忙しく、葬儀が終わるとさっさと帰ってしまう。大切なものを一度に失ったシュミットは、突然、娘の結婚を阻止しようと出かけていくが…。

<感想>

全く期待していなかっただけに、結構良かった作品。ニコルソンの演技が際立った作品です!!

仕事仕事でやってきた男が定年退職後の第2の人生をどう生きていくのか?

かつての職場にも家にも自分の居場所を見つけられず、悶々と過ごしている。

そんな折、不幸にも妻が先立ち、娘は嫁に・・・。何もかも失ってしまった男・・・。

この何とも微妙な感情をニコルソンが見事に演じきってる!!素直に感情移入できる作品。

のぼうは定年までまだまだだし、嫁さんもいるし、子供も出来る予定。

そんな状況で観たわけだが、つい考えながら観てしまったね、どうなるんだろうなぁ~って。

もう一度、もっと年をとってから観たらどう思う作品だろうって思った。

そして、今年ちょうど定年を迎えるのぼう父は、もしこの作品を観ればどう思うんだろう?

って映画の中のお話と言うよりも、現実の話として観てしまった。

日本なんかだと、特に仕事仕事って頑張ってるお父さん多いでしょ?

いや~なんかフツ~に良かったです。ちょっと泣きそうなるし、将来もう一度観ようかなと思う作品でした。