『アンストッパブル』 (2010/米)
★★★★★★★
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン/ロザリオ・ドーソン/クリス・パイン 他
【STORY】
ペンシルバニア州の操車場に停車中の貨物列車777号が、整備員のミスによって走り出した。全長約800メートルに及ぶ777号には、大量の化学薬品が搭載されているという戦慄の事実が判明。このままでは列車は人口密集地域の街に突っ込み、取り返しのつかない惨劇になることは明らかだった。その頃、同じ路線で旧式機関車1206号を走らせていたベテラン機関士フランクは、非常事態を察知し、初めてコンビを組んだ若き車掌ウィルと共に777号の追跡を開始。しかし、それは自殺行為に等しい、あまりにも無謀な決断だった。それでも男としてのプライドに突き動かされたフランクとウィルは、決死の覚悟で暴走列車に立ち向かっていくのだった…!
<感想>
実際に起こった事故を元に作られている作品であり、またこの手の作品はストーリー展開が読めるんですが、それでもいやいやどうして、面白かったです!
なぜ?列車は無人のまま暴走したのか?
それがまず第一の観どころであり、なんともお粗末な人為ミスによるものだった。
初め、結構簡単に考えていたお偉いさん方も、時間が経つにつれ、とんでもないことになりそうだという緊迫感が伝わってくる。
さまざまな策を講じ、列車を止めようと試みるも、ことごとく失敗に終わる。
そんな中、デンゼル・ワシントン扮するフランクがたまたま同じ路線で、列車を走らせており、この暴走列車を止めるために立ち上がるのだった!
という展開で、物語は進んでいくが、オープニングからエンディングまで一気に手に汗握りながら観れる。
この手の作品はこの作品のように単純なストーリーの方がいい!
変にこねくり回したパニックものはかえって面白くない。
そういう意味でも、この作品は目新しさがないといえばないが、映画そのものとしては、楽しめる良い作品だと思う。