『オリエント急行殺人事件』 (1974/英)

★★★★

監督:シドニー・ルメット
出演:アルバート・フィニー/イングリッド・バーグマン/

ジャクリーン・ビセット/アンソニー・パーキンス 他

【STORY】
3日間かけてイスタンブールからカレーに向かう大陸横断国際列車オリエント急行。ロンドンに帰る予定の名探偵・エルキュール・ポワロもその列車に乗車していた。しかし、乗客たちが寝静まった2日目の深夜、列車は線路に積もった雪のせいで立ち往生してしまう。やがて朝を迎えたが、ポワロの隣の客席にいたアメリカ人、ラチェット氏が死体で発見され…。

<感想>

アガサ・クリスティ原作の映画である。

列車内で起きた殺人事件を推理するというものだが、これもあまり面白い作品ではなかった。

まあ最後の犯人は意外性があったという点では評価できるかもしれないが…。

元々推理小説は好きでよく読んでいたが、アガサ・クリスティはどうも好きにはなれなかった。

それはやっぱり映画化されたものでも同じということなんだろうな…。

そしてポワロ、彼もどうしても好きになれないキャラクターだ。

探偵役に魅力を感じれなければ、おしまいである。

内容はある資産家の娘が誘拐され、おまけに殺害されてしまったというところから物語は始まり、その5年後、いかにも胡散臭そうな連中がオリエント急行に乗り合わせる。

その列車で過去の誘拐殺人犯と思われやつが殺され、居合わせた面々に事情聴取していくというストーリーだ。

聞いていくうちに、みなが過去の誘拐事件と何らかの関係性があるということがわかり、さて犯人はお前だ~と、言い当てるわけだが、その流れがあまり面白くない…。

ホント単に事情聴取していくだけで、その中味も何だかよく分からない。

事件の真相はちょっと普通とは違っており、ほぉ~とは思うが全体的にはもひとつな作品だった。