『オリバー・ツイスト』 (2005/英)

★★★★★

監督:ロマン・ポランスキー
出演:バーニー・クラーク/ベン・キングズレー/ハリー・イーデン/

ジェイミー・フォアマン/エドワード・ハードウィック 他

【STORY】
19世紀の英国。救貧院に連れて来られた、オリバー・ツイストは、粗末な食事に腹をすかせた孤児を代表してお粥のおかわりを要求し、追放処分になる。一旦は葬儀屋に奉公するが、不当な仕打ちに耐え切れず逃げ出してしまう。行く当てもない天涯孤独な身の上では、目の前に延びる街道を遥かロンドンまで、目指すしかなかった。7日間歩き通して、大都会に辿り着いたオリバーは、スリの少年に拾われ、食事と寝床にありつけるからとフェイギンという男に引き合わされる。

<感想>

特に観たいなぁ~とも思っていなかった作品だったが、ついでに借りとくか・・・的なノリで観てみたが、予想通り特にどうといった作品でもなく、感動するわけでなく、淡々と観終えただけの作品でした。

このオリバー少年に、オリバー少年だけでなく、登場人物すべてにおいて、引きつけられるものがなかったのが、平凡な作品になってしまった原因ではないだろうか?

オリバー少年はいろいろな苦難を乗り越えなければいけない境遇にあるわけだが、なんか自分で何とかしようという部分がまったく見えず、単になすがままの状態で、応援もしたくないし、勝手にどうぞ~って思いながら観てしまう。。。

結局何じゃかんじゃ言うて、最後は裕福な生活が出来るようになったんだし、良かったんちゃうん?

って言う観方しか出来なかった。周りの人間の中にはオリバー少年を助けようと必死になってくれる者もいるが、なぜ?そこまでこの少年だけにそうするのか?などそこまで強いつながりが見えてこない。

ある意味偶然いい環境に移ることが出来ました!というサクセス・ストーリーのような感じもし、ふ~ん、それは良かったね~。だけだった・・・。

 

普通レベルの作品でした。