『オーストラリア』 (2008/米)

★★★

監督:バズ・ラーマン
出演:ニコール・キッドマン/ヒュー・ジャックマン/デビッド・ウェンハム/

ブライアン・ブラウン 他

【STORY】
イギリス貴族のレディ・サラ・アシュレイは、領地から1年も帰ってこない夫を訪ねて、オーストラリアに向かった。夫の広大な領地に着いたサラは、やがて衝撃の事実を知り、生きるために働くことになる。カウボーイのドローヴァーに頭を下げ、1500頭の牛を売りに行くサラ。互いに違う世界で生きてきたため、反発しあうサラとドローヴァーだったが、数々のトラブルを共に乗り越えるうちに、やがて情熱的な恋に落ちていき…。

<感想>

ニコール・キッドマンが出てるし、ちょっと観てみようと思ったものの、これは観なくてよかったかな…。

結局何の映画かがよくわからない。

史実に基づいた話のようで、ただそれだけではなく、何となくファンタジックな感じもするし、ラブロマンスのような気もする…。

ひっちゃかめっちゃかな感じの作品で、焦点が定まらないまま終わりを迎えた。

しかもすんなりは終わりを迎えてくれない!

3時間近い作品で、途中からは早く終わってくれと願うばかり。

実際、この映画を観ていて、途中までは牛追いの話がメインとなっており、それが中盤に悪者たちの思惑通りにはならず、ハッピーエンドとなりかけた場面がある。

そのまま終わってくれるとばかり思っていたら、まだまだそこから第2のストーリーが始まってしまい、だらだらとわけもわからず見せられる結果となる。

話の焦点が定まっていないだけに、観ていて疲れる3時間だった…。

今回2回目となるブルーレイでの鑑賞となったのだが、確かに風景などはキレイである。

だが味のある映画の描だとは言い難い。

そして、本気で作った部分とCGでごまかしたような部分がはっきりわかるようにもなり、合成映画のように見えてしまう部分も…。

これならDVDの映像の方が映画らしくていいかなぁと思えるレベルだった。

我が家の設備が整っていないという要因も考えられるんだけどね…。