『怨霊』 (2007/タイ)

★★★★

監督:モントン・アラヤンクン
出演:インティラー・ジャルンプラ/チャッチャー・ルチナーノン/

チャマナン・ウォンウィンウェート 他

【STORY】
TVレポーターのチャリニーは、ドキュメンタリー番組制作のために、とある殺人事件を追うことになった。それはワサン医師による妻の殺害事件で、チャリニーは病院で調査を進めるうちに、かつてこの惨劇と酷似した殺人事件が起こっていたことを知る。やがて訪れたワサン邸で、チャリニーは窓の奥にたたずむ人影のようなものを目撃し…。

<感想>

タイ産のホラー作品。

 

もっとお化けらしい映画かと期待していたが、それほどお化けお化けしたものではなかったので、ちょっと期待はずれな感じの作品でした。

ある家にとりついている怨霊のせいで、その家に住むカップルはみな女性が惨殺されるという惨劇が繰り返されているという。

そのことを調査すべくある記者が潜入するのだが、果たしてその結末はいかに!っていう内容で、怨霊のことをもっとクローズアップして怖がらせてくれるのかと思ったが、あまりそうではなかった。

確かに音響の方はビビらせてくれるものになっていたが、映像はお化けらしい怖さというよりも惨殺されたシーンを頻繁に出したり、血で怖さを表現するといったものだった。

グロい部分が前面に出たような感じで、怨霊の部分の映像はちょっとちゃちい感じのする作品だった。

そういう意味でも怨霊という霊の方に重きを置いて観た者にとっては、あれ~っていう出来上がりになっている作品でした。