『王妃の紋章』 (2007/香港=中)

★★★★

監督:チャン・イーモウ
出演:チョウ・ユンファ/コン・リー/リウ・イエ/ジェイ・チョウ/リー・マン 他

【STORY】
唐王朝滅亡後の時代、王家の宮殿内部は悪意と策謀に満ち満ちていた。特に国王と王妃の関係は冷え切り、王は妃に毒の入った薬を飲ませていた。日に日に衰弱していく王妃。一方、皇太子には想いを交わす娘がいた。しかし彼は継母である王妃とも関係を結んでおり、妃は皇太子と娘との仲を引き裂こうとしていた…。

<感想>

もともと存在すら知らなかったこの「王妃の紋章」という映画。

嫁さんが借りてきたので一応観てみたんだけど、監督は「LOVERS」「HERO」のチャン・イーモウ。

かつて両作品を観て、散々な結果だっただけに、不安が…。

今回はまぁ普通には観れたわけだが、やはり面白いとは思えなかった。

王妃の暗殺を企てる王、それに気付いた王妃が逆に謀反を働こうとするが失敗。

そこには大勢の犠牲者だけが…。って内容で、何だかなぁ~って感じ。

闘いの場面や、映像の色使いなどは力入れたんだろうなぁと思うぐらいか。

そして、ちょっと笑ってしまったのが、花火のシーンだ。

CGを使ったと思われる、不自然なシーンだった。

チャン・イーモウと言えば、北京オリンピックの際の演出を手掛けたようだが、その時の花火もCGという状況だった。この映画で味をしめて、オリンピックも同じ手法で演出したのか?

とちょっと思わせるシーンで、変な所で笑える作品でした。