『カーズ』 (2006/米)
★★★★★★★★★★
監督:ジョン・ラセター
出演: ラリー・ザ・ケーブル・ガイ/ボニー・ハント/トニー・シャルーブ/
ボブ・コスタス/ダレル・ウォルトリップ 他
【STORY】
カー・レースの最高峰ピストン・カップに出場する若きレーシングカー、マックィーン。新人ながら天才的な実力と圧倒的な人気を誇る彼は、優勝まであと一歩のところまで登りつめていた。ところが次のレースの開催地へ向かう途中、マネージャーとはぐれたマックィーンはルート66沿いのさびれた田舎町へ迷いこんでしまう。突然のハプニングで気が動転し、町の道路をメチャクチャに破壊してしまった彼は、道路の補修を済ますまで町に足止めされることに…。
<感想>
ここまでハマってしまうとは思ってなかったけど、とっても好きな映画となりました!
ピクサーの映画ということもあり、予告の時点でも結構気になっていて、観てみたいなぁ~と思っていた。
そこにはやっぱり、F1が好き!(普通の車にはあまり興味はないがレースは好き)というのもあって、興味引かれていた部分もあった。
そして、最近子供が“映画”という言葉を理解してるような感じだし、漫画チックな作品なら一緒に観れるかなぁ~という思いもあったので、観てみたんだけど、これは予想以上に面白い作品で、ちょっとびっくりしてしまった!
子供も気に入ったようで、もうすでに一緒に5回ぐらいは観ていると思う。
子供のほうはさらにすごく、ほぼ毎日のように観ているはずだ!!
車の名前も覚えているし、好きなシーンももうすぐやってくるというのもわかってちゃんと観ている。
さて、もう映像部分のすばらしさは今さら言うまでもないほど、完璧なものに仕上がっているし、レースのシーンでのタイヤカスや、タイヤ痕に至るまで、細部にわたって、細かく描写されている。
車に目や口があったり、どんなもんだろ?という気もしていたが、まったく違和感なく、かわいかった!
内容も大人が観ていても面白いなぁ~と思える内容になっていて、マックイーンというやり手のルーキー車、いきなりチャンピオンにもなれる実力があるのだが、そこには足りないものも。。。
そんな彼がひょんなことから出会った仲間たちと交流するうち、単に早いだけの車からさらに魅力ある車に変わっていくというストーリー。
そこにはお笑いもあり、真剣な話もあり、感動もある。
映画に必要な娯楽としての要素がいっぱい詰まったこの作品は文句なく、満点の作品だった!!
もうこれもピクサー映画の定番となっているが、最後の最後まで、しっかり作り上げている。
エンドロールが終わってもまだ席を立ってはいけない!
2時関という作品の中で、ちょい役で出てきたようなキャラまでも最後までほったらかしにはしない。
そんな丁寧な作品作りもあって、お見事としか言いようのない作品でした。
まさかアニメ作品にこれほどま評価できるものと出会うと思っていなかったけど、これは本当に良くできた映画だと思う。
何回観ても、もう笑いのネタも分かってるけど、面白い。
これからも当分、子供と一緒に観てしまう作品となるだろう。