『借りぐらしのアリエッティ』 (2010/日本)

★★★★★★★★

監督:米林宏昌

声の出演:志田未来/神木隆之介/大竹しのぶ/竹下景子/三浦友和/樹木希林 他

【STORY】

アリエッティはとある郊外の古い屋敷に住んでる小人の女の子。小人の一族は、自分たちの暮らしに必要なモノを必要なだけ人間の世界から借りて生活する、借りぐらしの種族だ。アリエッティが初めて借りに出たその夜、借りの最中に病気の静養でこの屋敷にやってきた少年・翔に姿を見られてしまう。人間に姿を見られたからには、引っ越さないといけない。掟と好奇心の間でアリエッティの心は大きく揺れるのだった…。

<感想>

お~正直今回は良かった!久々に劇場に足を運んだわけですが、観に行く前はあまり気乗りがしなかったっていうのが本音です。

 

一応必ずと言っていいほど宮崎作品は劇場に観に行っているんですが、最近はそのことごとくが失敗に終わってしまっていたというのが現実…。

 

前作の『崖の上のポニョ』、歌も大ヒットした作品だったけど、面白くなかった…。

 

途中で寝てしまった。

 

そして『ハウルの動く城』、これは最悪だった…。

 

意味さえ分からなかったよ。

 

そんな中、今回はどこか昔の宮崎作品に戻ったような懐かしい感じがし、その上、最近の作品はどうも意味不明なものが多かったのが、今回は分かりやすい内容になっており好感がもてたな~。

 

小人というファンタジックな設定も良かったし、実際家の床下に、もし小人達が住んでいたらと想像すると、楽しくなってくる。

 

角砂糖1つだけ拝借とか、ティッシュ1枚だけ拝借とか、可愛らしいものである。

 

それを拝借するために彼らは人間に見つかるかもしれないという身の危険を犯してまで冒険するのである。

 

何だか微笑ましい映像だったなぁ。

 

そして、実際使用人に見つかってしまった時のドキドキ感もハンパなかったよ。

 

樹木希林が使用人の声を担当していたんだけど、なんて嫌な奴なんだと思ってしまったしね。

 

ちょっと病気がちな男の子と小人との物語は結構じ~んときてしまいました。