『海外特派員』 (1940/米)

★★★★

監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジョエル・マクリー/ラレイン・デイ/ハーバート・マーシャル/

ジョージ・サンダース/アルバート・バッサーマン 他

【STORY】
1938年。ニューヨークの新聞社に勤める気鋭の記者ジョーンズは、不安定なヨーロッパ情勢を探るべく、ロンドンに派遣された。一方、ヨーロッパを代表する平和運動家として知られるフィッシャーは、ロンドンにて戦争回避に尽力するオランダの政治家メアの歓迎パーティーを開いていた。メディア関係者の1人としてパーティーに出席していたジョーンズは、そこでフィッシャーの娘キャロルと知り合う。だがその後、アムステルダムで開かれた平和会議で、メアが銃撃されるという事件が起こり…。

<感想>

やはりと言うか、このスパイもの的な作品は今ひとつ盛り上がりづらいですね・・・。

作品の中には巧みなヒッチコック手法も盛り込まれており、作品のレベルは当時にしては凄いものがあるのでしょうが、内容的にはのぼう好みではなかった。。。

新聞社に勤めているが、間もなく解雇されかけているそんな青年が、社長の一声で、海外特派員になってしまうところから物語りは始まる。

戦争が勃発するのかどうかの生の声を聞いて来い!という指令だった。

そんな彼は次から次へと事件に巻きこまれていく。

そんなスピーディな展開は飽きることなく進んでいくのだが、あまり興味がわかなかった・・・。

しかし、最後の飛行機が墜落していく時のシーンは見事な技術だなぁ~と思ってしまう。

当時にあれだけの映像を残すことができたヒッチコックには脱帽ですね!

CGも何も無い時代に、アイデアと合成技術だけで、作った見事なシーンでした。

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熱心に新聞記事を読んでいるヒッチコック先生。いったいどんな記事が載っていたんだろう??