『救命艇』 (1943/米)

★★★★★★★

監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:タルラー・バンクヘッド/ウィリアム・ベンディックス/

ウォルター スレザック/メアリー・アンダーソン 他

【STORY】
第2時大戦下戦渦に巻き込まれドイツ潜水艦に撃沈された貨物船から1席の救命艇が脱出する。運悪く貨物船の爆破に巻き込まれたドイツ潜水艦も沈没。潜水艦乗組員も救命艇にたどり着く・・・。救命艇に乗り込んだ、国籍も職業もバラバラな人々に、潜水艦の乗組員が加わり様々なトラブルが起こる。狭い救命艇の中で進む、斬新なスタイルの人間ドラマ。

<感想>

おお!これは予想以上にヒットした作品ですね!ヒッチコックには珍しいサスペンスもの以外の作品。

映画が始まってすぐの時点では、あ~これもやっぱもひとつなのかなぁ~って思っていたけど、物語が進むにつれよくなってきました!サスペンス系以外で今まで観たヒッチ作品うち、ナンバーワンではないでしょうか?内容紹介でもかきましたが、人間ドラマです。

いわゆるパニックに陥った時、どうしようもない状態に陥った時のお話で、そういった状況の中、人間はどのような行動をとるのか?どのような考えを持つのか?

極限の状況で起こる出来事にどう対処していくのか?という揺れ動く感情をうまく表現している。

最終的な結末は明らかにせず、どうなるんだろうなぁ~っと、余韻を残した終わり方で、これはこれで良かったのではないでしょうか?

意外とヒッチ先生は最後はしっかり結末を明らかにするって終わり方が多いんだけど、同じようにどうなるんだろう系で有名なものは間違いなく『鳥』だろう!

っま、それはさておき、一風変わったヒッチワールドを楽しむにはもってこいの作品ではないでしょうか?

← 今回のヒッチコック登場シーン


今回は登場シーンというか、掲載シーンですね。

 

新聞広告に載った、ヒッチ先生のダイエット、使用前~使用後といったところでしょうか?でもヒッチ先生はでぶっちょがいいね!