『暗くなるまで待って』 (1967/米)

★★★★★

監督:テレンス・ヤング
出演:オードリー・ヘップバーン/アラン・アーキン/エフレム・ジンバリストJr./

リチャード・クレンナ 他

【STORY】
若く美しい主婦スージー。いつものように写真家である夫サムが出かけると、彼女は住み慣れた部屋にいつもと違う違和感を感じる。実は数日前に夫が持って帰った人形を狙い、3人の男たちがアパートに潜り込んでいたのだ。だがスージーはその異変になかなか気付くことができない。彼女は盲目だったのだ。やがてスージーは恐怖のどん底へと引きずり込まれてゆく…。

<感想>

ブロードウェイで上演され大ヒットしたドラマを、映画化したサスペンス・ドラマというだけあって、映画として楽しむというよりも、舞台で何ぼ!という感じがどうしてもしてしまう作品でした。

物語の発端というのがとても唐突で、はじめおいてけぼりをくらってしまいそうになりながらも、何とか踏ん張って観ていく内にそこそこ楽しめるかなぁ~とは思うものの、大変面白いとは言いがたい・・・。

見所はやっぱりオードリー・ヘップバーンの盲目の演技だろうか。これは非常によかった!

ただ、作品としては物語の展開がちょっとイマイチなことには変わりない・・・。

うまく、盲目という点を生かして物語りは進んでいくのだが、面白みに欠ける内容だった。

サスペンスとしての面白みがあまり感じられなかったのが痛いところだろうか・・・。