『解夏』 (2003/日)
★★★★★★
監督:磯村一路
出演:大沢たかお/石田ゆり子/富司純子/林隆三/古田新太/鴻上尚史/
石野真子/渡辺えり子/柄本明/松村達雄 他
【STORY】
東京で小学校の教師をしていた隆之は、幼なじみである医者からベーチェット病だと告げられた。それは、徐々に失っていくという病―。教師を退職し、故郷である長崎の母のもとに身を寄せた隆之を追い、恋人の陽子が訪れた。いつか陽子の負担になってしまうと思い、別れを告げたが、陽子は長崎に留まるといってきかなかった。そんなある日、二人は訪れた寺で林という老人に出会う。林は“解夏”の話を二人に話し始めた。…隆之にとっての“解夏”。その日の訪れまで、二人には長い道が課せられていた…。
<感想>
ちょっと甘めの評価かもですが、ほんのりとする映画でもあるし、星6つとしました。
ただ、感動するには、ちょっと薄いですね、映画の作り方と言うか、俳優人も含め。
うす~い感動はありますが、ぐっと来るまでには及びませんでした。
先が読めるのもあったし、ラストの終わり方が、感動するには物足りない!
もうひとがんばりってところでしょうか!?
この中でものぼうが気に入ったのは、ちょい出の榎本明の演技と、長崎で出会った禅寺に籍を置きながら、大学で郷土史を教える林(松村達雄)の説法。
結夏~解夏へ。
ふとした一言にほろりとなるような感情にさせてくれます。
あとは長崎の街並み、ゆっくりと流れる映画なんで、余計に長崎の街並みがいい感じに思えます。
また行ってみたいなぁ~と、思えてきます。
音楽も良かったですね。
作品としては、普通にいいでしょう止まりですが、観てみてもいいかなぁ~という作品ですね。
追伸:DVDのパッケが妙に『僕の生きる道』のパッケに似ていたのはなぜ?