『サスペクト・ゼロ』 (2004/米)

★★★★★

監督:E・エリアス・マーヒッジ
出演:アーロン・エッカート/ベン・キングズレー/キャリー=アン・モス/

ハリー・レニックス/ケヴィン・チャンバーリン 他

【STORY】
連続殺人犯の不当逮捕により、ニューメキシコへ左遷されたFBI捜査官トムは、この地で新たな無差別殺人に遭遇する。3人の被害者には、すべてゼロのマークが残されていた。原因不明の頭痛に悩まされながら、捜査を進めるトム。やがて捜査線上に、元FBIを名乗る男、オライアンが浮かび上がる。オライアンが示唆するのは、一切の痕跡を残さない完璧な殺人犯「サスペクト・ゼロ」だった。果たしてサスペクト・ゼロとは誰なのか…?

<感想>

のぼうの好きなサイコ・サスペンス系な作品ということで、観てみたのですが、
結果は・・・あれ?違ったのかな。。。って感じでした。

 

サイコではなく、サイキック・サスペンス?でしょうか。

冒頭部分などは、猟奇的殺人よろしく、“サスペクト・ゼロ”なる記号も登場し、これからどういう展開になっていくんだろう?と画面に釘付け状態になりそうだったのですが、話が進むにつれて、ちょっとかったり~な~としんどくなっていきます・・・。

猟奇殺人をテーマにした映画のほとんどに怪しげなイラストが登場しますが、この作品もまさにそれで、しかも登場回数が多い!!やたらとイラストまみれ・・・。

捜査官はそのイラストや現場写真を見て、「もう少しなんだよ・・・」みたいなことを言っていますが、観ているものには何でやねん?って感じで、まったく理解不能・・・。

犯人へ結びつくプロセス、材料がよくわからない。あ~なるほどって思えないんですね。

観てたら、なんとなくぽんぽん事件がおきて、どんどん犯人に迫ってという展開。

とはいっても予想していたサイコ系でなかったのが、一番痛いですね。

そのわりにはいかにもサイコ系みたいな作りにしてるでしょ?それってどうなん?

雰囲気はサイコ系でも中身が違えば、サイコ系にする意味はどこに?って思ってしまいます。

まぁでももうこのサイコ系作品も、どんなに頑張っても無理でしょうね。

比べられるものが大きすぎますからね・・・『羊たちの沈黙』がありますから。。。