『ザ・ダークウォーター ビギニング・オブ・パニック』       (2006/カナダ)

★★★★★

監督:ファラド・マン
出演:エマ・コールフィールド/デヴィッド・オース/

トレイシー・ウォーターハウス/ダリル・シェトルワース 他

【STORY】
溺愛してくれる優しい夫と愛しき娘に囲まれ、シンプルであるけれど幸せな日々を送るケイト。そこへ突然見知らぬ弁護士が尋ねてきた。用件は、疎遠になっていた父親の死と、ケイトが父親の遺産の相続人であると告げに来たのであった。父親が遺したものは、資産価値1100万ドルという信じられない程の大豪邸。ケイトはその全てを相続し、家族3人喜びに溢れながら大邸宅へと引っ越した。しかし、引っ越したその日からケイトは、鏡に映る人の姿や、天井を這う女性の亡霊、亡くなった筈の父親の姿、覚えのない残忍な殺人の映像を見始める。幾度となく出現する亡霊は、ケイトに伝えたいメッセージがあるのか!?父の遺してくれた家で、彼女は不可解な現象に導かれていく――!!

<感想>

ホラー系の作品かと思いきや、サスペンスでありミステリーである。

思いもよらなかった相続により莫大な財産と、豪邸を手に入れた家族の話なんだけど、

最初はお化けホラー系の作品なのかなぁと思わす、豪邸での心霊現象。

しかし、中盤以降、旦那の様子がおかしくなってきてからはサスペンスミステリー色が強くなってきた。

盛り沢山な内容で結構好きなタイプの作品だけど、どれもがちょっと中途半端かなぁ~というところで、

評価的には高くはならなかった。

これがもっと上手に作られていたらなかなか面白いものになったのになぁと思える残念な作品でした。

最後の結末は何とも納得いかない犯人だった。

犯行の経緯の説明がないため、犯行が行われた証明が全くない。

どんでん返しをしてやろうというだけで、内容がついてきていないため、全くどんでん返しが生きてこなかった。

あとこれはストーリーとは関係ない感想になるけど、あの旦那の浮気だけど、のぼうなら考えられないなと思ったね。旦那が選んだ浮気相手より絶対奥さんの方が魅力的だと思うもん。