『座頭市』 (2003/日)
★★★★★★★★
監督:北野武
出演:ビートたけし/浅野忠信/大楠道代/ガダルカナル・タカ/橘大五郎 /
大家由祐子/岸部一徳/石倉三郎/柄本明 他
【STORY】
とある宿場町に役者は揃った。朱塗りの仕込み杖を手にした居合い斬りの達人・市と、病身の妻・おしのを連れた浪人の服部源之助、そして芸者のおきぬ・おせい姉妹。そこではヤクザの銀蔵一家が幅を利かせ、絵に書いたように農民達の暮らしは苦しめられていた。そんな折、市は賭場で新吉という気のいい男と親しくなり、ひょんなことから同席したおきぬ・おせいの芸者姉妹が訳有りであることを見抜く。姉妹は、惨殺された一家の仇を討つため、ある男を探しているという・・・。一方、病身の妻を抱え、用心棒の口を捜していた服部は、銀蔵一家にその腕を見初められる。役者達の、それぞれの運命の対決は刻々と迫っていた。
<感想>
おおぉぉぉぉ!!これは良かった!思っていた以上に良かったぞ!バンザイ!!
のぼうはたけしの映画はそんなに興味ないんですが、これは良かった!!
かっこよさと、面白さが程よくミックスされた作品で、ほぼ文句のつけようがないですね!
座頭市というもうすでに出来上がっている作品をたけしがどう処理するのか?
ストーリーもわかりやすく、チャンバラシーンは抜群にかっこいい!!
“エイ!チン、チン、ズサッ”という、チャンバラではなく、一瞬です!居合いの達人なんで、第一刀目がすごい!!目にも止まらぬ速さとはこのことだと言わんばかりのスピード!!
このときの俳優としての“たけし”は見事なほど“かっこいい!!”立ち回りが最高です!!
そして、もう一人のお笑いを愛する“たけし”の“面白さ”も見事に取り入れている!!
普通の時代劇とは、今までの座頭市とは一味違う、“たけし”の時代劇、座頭市に興奮してしまいました!
ただ、のぼう的にはあの最後のタップダンスはいらなかった・・・。オチは良かったんだが、意味不明なタップダンスのところはどうでもいいような、しらけたムードになってしまった。。。
それ以外はホントほぼ完璧ですね、これは!また観たいと思う作品です!