『ショーシャンクの空に』 (1994/米)

★★★★★★★★

監督:フランク・ダラボン 原作:スティーヴン・キング
出演:ティム・ロビンス/モーガン・フリーマン/ウィリアム・サドラー/

ボブ・ガントン 他

【STORY】
1949年、妻とその浮気相手を殺害した罪で、終身刑の判決を言い渡されたアンディ(ティム・ロビンス)。彼はショーシャンク刑務所に収監され、無実の罪で20年にも渡る服役生活を送る。物静かなたたずまいを見せるアンディだったが、レッド(モーガン・フリーマン)と知り合い、また、元銀行員の知識と不屈の精神によって、尊厳を取り戻し、そして自らの運命の切り開いていく…。

<感想>

無実の罪で、終身刑の判決を受けた男が、脱獄するというお話。

簡単に書いてしまったが、単なる脱獄劇を描いたものではない。

ひとりの男が、“希望”を捨てず、自由を求めて、運命を切り開いていくというヒューマンドラマの感動作!!

長年獄中生活しているものにとっては、希望は希薄なものであり、また、シャバへ出るということにも不安が・・・。

刑務所では所長による不正があったり、殺人があったり・・・。

そんな中、アンディは希望を捨てなかった。

映画の中に出てくるワンフレーズ、「必死に生きるか、必死に死ぬか」

普通に生活している我々は、必死に生きているであろうか?考えさせられる。。。

最後に見事に脱獄できたときはうれしかった(^^♪

獄中でのそれまでの行動が、全てこのために準備されていたと知った時、おお!!って感じだった。

物語の主人公はあくまで、アンディであろうが、のぼう的にはもう1人の主役、長い長い獄中生活から、仮釈放できるまでになり、そして必死に生きることにした、レッドの物語にも感動した。

レッドはもう何回も仮釈放を審議する面接で、常に不可を。

そんな彼が仮釈放を得た時の面接官とのやり取りは良かったぁ。

物語冒頭の裁判シーンでの、審議の仕方には疑問は残るものの、全体を通しては良い作品だったと思う。