『ジェニファー8』 (1992/米)
★★★★★
監督:ブルース・ロビンソン
出演:アンディ・ガルシア/ユマ・サーマン/ランス・ヘンリクセン/
キャシー・ベーカー/グラハム・ベッケル/ジョン・マルコビッチ 他
【STORY】
田舎町に赴任してきた刑事・ジョンは、妻に去られたことで人生に絶望し、孤独な生活を送っていた。そんなある日、町のゴミ捨て場から女性の手首が発見された。ジョンはこれを盲目の女性ばかりを狙った連続殺人事件の8番目の犠牲者のものと断定。事件の担当刑事として捜査を進めていくのだが、その過程で美貌の全盲女性・ヘレナと知り合う。彼はいつしか彼女に心惹かれていくのだが、彼女が殺人鬼の次の標的として狙われ、必死で彼女の身を守ろうと奔走することに。しかし、彼はやがて犯人が仕掛けた恐るべき罠にはまって…。
<感想>
サスペンス映画として、そんなによく出来たものでない映画でしたね^_^;
導入部分ではゴミ捨て場から死体が発見され、それが過去の未解決事件、映画の中でコードネーム“ジェニファー”と呼ばれるものと関係しているという設定で、なかなか興味あるものだったのですが、終わってみると平凡なサスペンス映画止まりとなりました・・・。
まず展開がハラハラドキドキといった流れになっていないこと。
そして致命的なものなのが、ラストの展開。
これがもう少しちゃんとした出来なら、もう少し高い評価にもなったかも!
映画の時間ギリギリ一杯まで、どうなるんだ?
って展開で話を進めてたために、ラストが突然やってくる!
もうホントすっぱりぶちぎられたようなラスト・・・。
ラストにいたってはまったく、刑事・ジョンの活躍はない!
現場に車で向かっているその途中で、解決してしまう!
何じゃそりゃ~(`´)的なエンディングに一気に気分が沈んじゃう・・・。
盲目の目撃者ヘレナ役のユマ・サーマンはうまい演技で、お色気のサービスつきだったが、映画の内容そのものはぼちぼちだったので、ちょっと残念でしたね。