『死ぬまでにしたい10のこと』 (2002/スペイン=カナダ)

★★★★★

監督・脚本:イザベル・コヘット
出演:サラ・ポーリー/マーク・ラファロ/スコット・スピードマン/

レオノール・ワトリング/デボラ・ハリー 他

【STORY】
23歳のアンは、失業中の夫、ドンと、2人の娘とトレーラー暮らし。彼女の毎日は、清掃の仕事と娘たちの世話で過ぎていく。ある日、突然の腹痛で病院に運ばれたアンは、ガンを宣告され、余命2、3ヶ月だと告げられた。頭が真っ白になった後、ぼんやりしたアンの頬に、涙がつたう。トレーラーに戻ると、1年がかりの工事の仕事が決まったドンが喜んでいる。アンは、病気のことを内緒にしたまま、夜更けのカフェで「死ぬまでにしたい10のこと」をノートに書き始めた…。

<感想>

彼女が死ぬまでにしたい10の項目は下のようになっています。

1  娘たちに毎日「愛してる」と言う
2  娘たちの気に入る新しいママを見つける
3  娘たちが18歳になるまで毎年贈る誕生日のメッセージを録音する
4  家族とビーチへ行く
5  好きなだけお酒とタバコを楽しむ
6  思っていることを話す
7  夫以外の男の人とつきあってみる
8  誰かが私と恋におちるように誘惑する
9  刑務所にいるパパに会いに行く
10 爪とヘアスタイルを変える


さて、映画なんですが、い~ような、悪いような中途半端な完成度ですね。。。

題材的には感動しそうな内容で、のぼう好みなんです。話の途中にはうるる・・・となりそうなところも。

例えば1.3.9の部分の話はよかったなぁと思いますが、2は突然過ぎてありえない!

そして、最終結論は、この彼女、だんな以外の男と浮気したかったんかい!!

っというのぼう判断になってしまいました・・・。

そう、7、8の部分なんですが、新しい彼氏が見つかると、そればっかですわ~・・・。

他のしたいことなんか中途半端だったり、実行しなかったり。

そして、え!?終わり???ってなエンディングで、余韻に浸るとか、感動したぁ~とか、悲しいなぁ~とか、何も残らないまま、プツっとぶち切られた感じでした。いい題材なのに・・・。