『戦火の勇気』 (1996/米)

★★★★★★★

監督:エドワード・ズウィック
出演:デンゼル・ワシントン/メグ・ライアン/ルー・ダイアモンド・フィリップス/

マイケル・モリアーティ/スコット・グレン 他

【STORY】
湾岸戦争中、敵の戦車と間違って攻撃し戦友を失ったサーリング大佐。戦争が終わり、誤射の事実は軍によって闇に葬られ、帰国したサーリングは新たな仕事として名誉勲章候補者の選出を命じられる。候補者は殉職した救出ヘリの女性パイロット、ウォールデン大尉。彼女に決まれば史上初女性への名誉勲章となるが、その死に関する部下たちの証言は微妙に食い違っていた。その時、戦場で何があったのか?何故、誰も彼女の死を語ろうとしないのか?そこには衝撃の真実が…。

<感想>

今、日本はイラクに自衛隊派遣することになり、1月17日には先遣隊として陸上自衛隊が派遣されました。

そんななか、同じイラクでの戦争、湾岸戦争の時のお話、『戦火の勇気』を紹介します。

素直にいいなぁ~と思える作品です。戦争ものではなく、サスペンス系のもの。

そのサスペンスの題材に湾岸戦争の時のお話が使われた、と思った方がいいでしょう。

ただやっぱりサスペンス要素は薄いですね。

それよりも真実を知った時の事実の重さを感じ、また軍によるもみ消しに対し、それではいけないと、真実を語ったことに感動し、といった映画となっています。

間違って戦友を攻撃し死にいたらしめたサーリング大佐が、戦友の両親のもとへ謝罪しに行った際の、父親の言葉が良かったですね。