『第3逃亡者』 (1937/英)

★★★★★★★

監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ノバ・ピルビーム/デリック・ドマーニー/パーシー・マーモント 他

【STORY】
映画女優クリスティーンは、嫉妬深い夫と口論となった翌朝、死体となって浜に打ち上げられた。凶器はレインコートのベルト。被害者の知人で第一発見者のロバートは、無実の主張もむなしく逮捕される。しかし彼は、警察から逃げ出し、警察署長の娘エリカとともに真犯人を求めて、逃避行を展開する。事件は核心へと迫って行くが・・・。

<感想>

ヒッチコックがイギリス時代に発表した、“追われ型サスペンス”の秀作!!

物語はいきなり夫婦の口論で幕が開いたかと思うと、その次の場面ではもう死体が・・・。

そして第一発見者であるはずの男が容疑者に!!

もうこの時点で、のぼうの負けです^_^;完全に引きこまれていきます。

この後は真犯人を求めて、追われながらも真相究明へと、話は進んでいきます。

なんだぁ~ヒッチコックお得意の追われ型かぁ~、

って風にも取れますが、確かに似たようなものは多々あると思います。

でも作品それぞれで使われるヒッチコックの小道具、ストーリー展開、カメラワーク。

これにはまっていってしまうのです!!この作品もまさにそういう映画です。

今からもう70年近くも昔の作品にドキドキしてしまうのです。

撮影技術も発展しているから今だから、逆にいいのかも知れません。

一度機会があれば観てもいいかと思う作品です。

←今回の登場シーン

 

さて、今回もヒッチコックは、ちょっと頼りな~い記者役で・・・