『ドラゴン・キングダム』 (2008/米)

★★★★★

監督:ロブ・ミンコフ
出演:ジャッキー・チェン/ジェット・リー/マイケル・アンガラノ/

コリン・チョウ 他

【STORY】
アメリカはボストン。ギャングに脅されて質屋を襲撃したジェイソンは、凶弾に倒れた老主人から、もとの持ち主へ返すようにと金色の棒を託される。そんなジェイソンがギャングに追われてビルの屋上から転落し、ふと気がつくと、なんとそこは古代の中国だった。兵士に襲われた彼は、酔拳の達人として知られるルー・ヤンに助けられる。実はジェイソンが持つ金の棒は、孫悟空の如意棒で…。

<感想>

この映画には映画としての魅力はかけらもなかったかな…。

公開当時、ジャッキー・チェンとジェット・リー夢の共演という、掴みはばっちりな宣伝文句とカンフーという好きな分野の映画だと期待していたんだが、大きく期待は裏切られた感じの作品でした。

はっきり言って、作品の内容そのものの評価は☆1つというレベルだ。

西遊記の如意棒にまつわるストーリーだが、全く面白味のないストーリー展開…。

カンフーオタクのようなアメリカ人がタイムスリップをして、そこでジャッキー・チェンやジェット・リーと出会うって流れなんだが、初めこそ英語が通じないって話を持ってきたものの、ジャッキーと出会った後は当然のようにみんな英語が話せる設定に…。

こういう細かいと思われるようなことだが、話の流れの中に入れたんなら、都合いいように適当にしないで欲しいね。

話の展開自体もホンマど~でもいいような、薄っぺらい映画だった。

☆5つまで評価したのは、あくまでジャッキー・チェンとジェット・リーのカンフー対決があったから。

それぞれのカンフーに対して☆2つずつという評価が加わってのこの映画の評価。

彼らの素晴らしいカンフー対決は彼らの年齢を考えるとすごいの一言。

まぁそれが観れただけでも価値はあるのかなぁとも思うけど、それにしてもこの内容はひどかったなぁ…。