『252生存者あり』 (2008/日)
★★★★★★★
監督:水田伸生
出演:伊藤英明/内野聖陽/山田孝之/香椎由宇/木村祐一/MINJI/山本太郎/
桜井幸子/大森絢音 他
【STORY】
ある日、首都圏を直下型地震が襲った。その強大なエネルギーは自然災害の連鎖を引き起こし、太平洋上に発生した巨大台風を引き寄せてしまう。巨大台風が臨海都心を直撃するなか、地下の駅構内に逃げ遅れた人々が閉じ込められた。救出に向かったハイパーレスキュー隊は、巨大台風の猛威をついて、命がけの救助を続ける…。
<感想>
のぼうの好きな災害パニック系の作品。なかなか良かった。
始まってすぐ異常気象による災害が発生する。
日本映画にしてはよく頑張ったよなぁと思える映像で、金がかかっているのがわかる。
ただストーリー展開はその映像から想像できる災害の規模とは、明らかに違うよなぁと思えるこぢんまりしたものになっていた。
最初の映像ではまぁ少なく見積もっても東京は壊滅状態になっているだろうというものだったが、主人公の関係上、新橋付近の話だけにまとめられていた。
もっとスケールの大きな作品になりそうな気もするが、予算的にもこれ以上は無理だったのかな…。
実際、エキストラを使ったと思われる人々のパニックシーンは、あまり危機迫るようには受け取れなかったし、その後の展開も面白いんだけど、スケールは小さい。
さらに新橋地下の話が長すぎ、ちょっと退屈するところもある。
しかし、小さいながらもおもしろくは作られてるなぁとは思うのし、ハラハラドキドキもしながら楽しめるので、なかなか良かったという評価になった。
これがもっとスケールの大きなものだったらなお良かったのにと、残念でもある作品だった。