『P.S.アイラヴユー』 (2007/米)

★★★★★

監督:リチャード・ラグラヴェネーズ
出演:ヒラリー・スワンク/ジェラルド・バトラー/キャシー・ベイツ  他

【STORY】
予想もしていなかった突然の悲劇により、ホリーは最愛の夫・ジェリーを失った。夫の死を受け入れられず、絶望に打ちひしがれるホリーのもとに、ある日1通の手紙が届く。その手紙の差出人は、なんと亡き夫だった。それから毎月1日になると、夫から消印のない手紙が届くようになり…。

<感想>

突然夫を病で失った妻のその後を描いた作品である。

原作も読んでいたので、どうしても比較しながら観ることになってしまったのだが、これはほとんど比較出来ない内容だった。

というのも原作とは大筋の夫を亡くした妻の話という点で同じだが、それ以外はまったく違った作品と捉えることができるものだった。

舞台となる場所も違えば、登場人物も違う。細かい設定はほとんど違う。

そんな状況で観た結果、映画の方が面白かったかなぁという感想。

しかしそれは原作と比べればというレベルで、映画そのものの出来としては、普通かな程度。

ストーリー展開は夫を亡くした妻がいかに夫を失った事実から立ち直り、普通の生活を送ることができるかということに焦点があてられているが、立ち直るきっかけとなるのは、亡くなってから届く夫の手紙。

その手紙通りの行動をとることで、全てが上手くいくというもので、確かにオシャレだなぁ~とは思うが、期待していたような感動的な作品ではなかった。

キャストの中では、主役のヒラリー・スワンクよりもキャシー・ベイツの方がいい味出ていたと思う。

そしてどうしても気になって仕方なかったのは、主役と同級生であるはずの仲良し3人組のうちの一人で、一番恋多き女役の女優。

あまりにもシワが多く、ヘタすればキャシー・ベイツと同級生とも思えそうな配役が気になって気になって…。

まぁストーリーとは関係ない所なんだけどね…。