『ビューティフル・マインド』 (2001/米)
★★★★★★
監督:ロン・ハワード
出演:ラッセル・クロウ/ジェニファー・コネリー/エド・ハリス/
クリストファー・プラマー/ポール・ベタニー 他
【STORY】
47年、プリンストン大学の大学院にやって来た青年・ナッシュは、全てを支配する真理を見つけようとわき目も振らず数学の研究に没頭する。そして数年後、彼は弱冠21歳にして画期的な新理論を打ち立て、アメリカ数学界のスターとなる。念願のMIT(マサチューセッツ工科大学)のウィーラー研究所へ進んだ彼は、そこで美女・アリシアと出会い結婚する。そんな彼の元に、国防総省がソ連の暗号解読を依頼してくる。世界の危機を救うという目的のために、ナッシュは任務に心血を注ぐ。ところが、やがて彼の周りで不審な出来事が起こるようになり、ナッシュは恐怖とプレッシャーから精神的に追い詰められていく…。
<感想>
良い作品だと聞いていたけど、まだ観ていなかった、『ビューティフル・マインド』。
やっとというか、試しに観てみたものの、そんなに感動もしなかったし、まあまあかなぁというレベルでした。
天才的な数学者の半生を描いたような作品ですが、途中から若干ミステリータッチで展開していくような感じ。
しかし、実際にミステリーではなく、現実と妄想の区別がつかないという、ややこしい病気を患っているためのもの。
そんな彼と周りの人間たちの生活を描いてもいるが、もひとつパッとしたものではなかった。
彼の頑張りももちろんあるだろうけど、それ以上に彼の妻がよく頑張ったなぁと思う作品でした。
そして最後にはノーベル賞を手にするという話だったが、よく言われるように、天才と何とかは紙一重と言うように、あまりひとつの事に秀ですぎたり、興味を持ちすぎたり、もうそれでしか何ともならないというよりも、普通でいいから、病気もせず、平凡に暮らせる方がいいかなぁとも思う作品でしたね。