『炎のメモリアル』 (2004/米)
★★★★★★★
監督:ジェイ・ラッセル
出演:ホアキン・フェニックス/ジョン・トラボルタ/ジャシンダ・バレット/
モリス・チェスナット/ロバート・パトリック 他
【STORY】
新米消防士のジョンは、先輩からの強烈な“洗礼”を受け、ボルティモア消防署に温かく迎え入れられる。消火活動にあたるポンプ隊に配属されたジョンは、まもなく署長のマイクの指導の元、初出動を向かえる。使命感に燃え、誇りをもって仕事に打ち込むジョンは、やがて街で一目ボレした女性を妻に向かえ、私生活でも順風満帆。しかし、消防士の仕事には辛い出来事も待ち受けていた…。
<感想>
消防士の生き様を描いた作品で、悪いものではないが、インパクトが弱かったような・・・。
作品の構成がちょっと変わっていて、主人公は火災現場で、いきなり窮地に!
そこから主人公が次々と入隊した時のことから思い出していく~って感じの構成になっている。
入隊当初のエピソード、仲間の死、出会い、家族などのことを次々思い出していく。
さて、まず疑問なのは、はたしてわざわざそういった構成にする必要はあったのか?ということ。
素直に時系列どおりに物語を進めていっても良かったのではないだろうか?
いちいち主人公の今の現状の場面に戻るので、ちょっとうっとおしいような。。。
とは言え、内容的には標準以上の出来だとは思う。
消防士がいかに大変な仕事で、危険と隣り合わせの仕事かがひしひしと分かるし、それを見守る家族の想い。
毎日仕事に向かったもののいつそのまま帰ってこないかという心配・・・。
しかし、主人公は消防士という仕事に誇りを持っている。これもすごいことだと思う。
のぼうはまったく仕事に誇りは感じないし、そんなこと口が滑っても言えない・・・。
実際、自分の仕事に誇りを持っていると言い切れる人がどれだけいるのかなぁ~?
改めて人の命を守る消防士に対して、すごいなぁ~と思う作品である。
映画的な作りとして『バックドラフト』と比べると、ちょっと小粒に感じてしまう作品ではあるが。。。