『ランボー 最後の戦場』 (2008/米)

★★★★

監督:シルベスター・スタローン
出演:シルベスター・スタローン/ポール・シュルツ/マシュー・マースデン/

レイ・ガイエゴス 他

【STORY】
社会が劇的な進歩を遂げた一方、各国でテロや内戦が激化するようになった現代。タイ北部の山中でひっそりと暮らすランボーのもとに、少数民族支援団体で活動する女性・サラがやってくる。サラたちは軍事独裁政権の迫害が続く隣国・ミャンマーの窮状を憂い、医療品を届けようとしていた。その情熱に打たれ、目的地まで物資を送り届けるランボーだが…。

<感想>

80年代映画の代表シリーズで、スタローンにとっても『ロッキー』と並ぶ人気の『ランボー』。

そのランボーの最後の戦いがこの作品だが、『ロッキー・ザ・ファイナル』のときにも思ったが、過去の作品に頼りすぎているという気がするね。特にこの作品は出来が悪い・・・。

今『ランボー』なんかを観ると、どういう評価になるのか分からないけど、当時は結構好きな作品だったように思う。グリーン・ベレー上がりのランボー。

彼の恐ろしいまでの戦闘能力やなんかに、カッちょええなぁと思っていたように思う。

戦争を扱った映画ではあるが、それよりもむしろ娯楽作として観れていたように思うが、この作品はあまり娯楽作という感じではなかった。そして、ランボーの戦いもカッちょよくなかった・・・。

もともと、この最後の戦場にランボーが出陣していく過程自体にもどうかという気が・・・。

言うことを聞かず、自分たちの勝手な判断で戦場に乗り込んでいった団体が捕まる。

それを救出すべく戦闘のプロ集団がやって来て、その中にランボーも結局混じるという展開。

そこで、現役バリバリのプロの戦闘集団よりも活躍はしているんだが、当時のかっこよさはないんだなぁ~これが。

しかし、改めてミャンマーの情勢がとんでもなくひどい状態なのには驚かされた。