『ロッキー・ザ・ファイナル』 (2006/米)

★★★★★

監督:シルベスター・スタローン
出演: シルベスター・スタローン/バート・ヤング/アントニオ・ターバー/

ジェラルディン・ヒューズ 他

【STORY】
かつてボクシング界の栄光の階段を昇りつめた男・ロッキー。しかし今では愛する妻に先立たれ、息子は家を飛び出し、孤独とともに日々を過ごしていた。そんな中、かつての馴染みのバーに立ち寄ったロッキーは、マリーというシングルマザーと出会う。その後彼は、心の喪失感をぬぐうために、再びボクシングを始めることを決意するのだったが…。

<感想>

あの忌まわしき、『ロッキー5』を観てから、たとえ『ロッキー』シリーズの続編があっても観ないぞ!

と決めていたにもかかわらず、やはりいざ実際続編が出るとなると、少し気になってしまった。

そんな『ロッキー・ザ・ファイナル』を観てみたわけだが、正直スタローン歳取ったね・・・。

とは言え、あの歳であの肉体はすごいことなんだろうけど、全盛期の頃の体を思うと・・・。

ってなことをしみじみと思ってしまった。自分自身もその分歳を取ってるわけだし。

こういった自分が若いときに観てすごいなぁ~と思ったもののその後を目の当たりにするとね~。

さて、ストーリーですが、雰囲気はこれぞ原点に戻るみたいに、『ロッキー』がにじみ出ている。

前半は、先立たれたエイドリアンを想いながらも今を生き、自分が経営するレストランで、自分の昔話をしている。

しかし最愛の息子とはなんとなくギクシャクといった感じで、展開していくのだけど、要所要所で、年老いたロッキーが語る言葉が単に映画の中という枠を超えて、実際のスタローンにも照らしあわされているような、我々にも語りかけているような、そんな雰囲気で進んでいく。

そして、やはり自分にはボクシングなんだとボクシングに復帰するわけだが、トレーニング風景、そして試合に至るまで、映像的にやっぱかっこよくはないロッキーだったなぁ。。。

やってることはすごくかっこいいと思うし、実際やってしまうのもすごいと思う。

でもどこか悲しくもなってしまったぁ。

この映画で好きだなぁ~と思う場面はエンドロールにあった!みんな“ロッキー”が好きなんだ!

って思って観てしまうし、実際自分もやってみたいって思う。そんなホロってするエンドだったなぁ。