『危険な遊び』 (1993/米)
★★★★★★★
監督:ジョセフ・ルーベン
出演: マコーレー・カルキン/イライジャ・ウッド/ウェンディン・クルーソン/
デビッド・モース 他
【STORY】
母を病気で亡くした小学生のマークは、父と2人暮しをしていた。その父が仕事の都合で2週間留守にするというので、彼は冬休みの間、叔父・ウォレスの元に預けられることに。その家には従兄弟・ヘンリーとその妹・コニーがおり、マークは同い年のヘンリーと仲良く遊ぶようになる。周囲からは良い子と思われているヘンリーだったが、マークは彼の遊びが子供の悪戯の範疇を遥かに越えた、悪質なものであることに気付き始める。彼は大人たちにそのことを訴えようとするが、誰も耳を貸してはくれない。やがてヘンリーの魔の手はマークにも伸びて…。
<感想>
だいぶ古い映画になりますが、久々に観てみようと思い観たのですが、あ!イライジャ・ウッドだったのか!と改めて観て初めて気づいてしまいました。。。
当時、観た時はマコーレー・カルキンの方だけしか名前を覚えてなかったもんで・・・。
さてさて、そんな新しい(?)発見をしながら観てみたのですが、いや~やっぱいいですね!!
じわじわとエスカレートしていく、本性というか怖い部分が少しずつあらわになってくるヘンリー。
それと対照的にはじめは仲良く遊んで楽しんでいたが、だんだんと恐怖を感じていくマーク。
この二人の掛け合いが見事で、観ているほうはぞくぞくっとしてきます。
あえて言うなら、ヘンリーのこの悪質ぶりってのは、何が原因としてあるのか?
ってところがこの作品中では語られていなかったので、その部分があればよかったかなぁ~と。
しかし、うまい説明が出来なかったのかなとも思う。変なこじ付けよりは何もない方がいいし。
作品を観ながら、母親の愛情を独占したいのかなぁとも思ったが・・・。どうだろうね?
まぁそれはさておき、内容的には満足できる1本ですね。
じわりじわりと怖さが増して、最後はどうなるのかと思いきや、ある意味衝撃のラストでした!
母親の選択、決断。その後の彼女がいったいどうなったのかも非常に気になりますが・・・。
一度この恐怖を味わってみるのもいいかもしれませんよ!!