『ハンサム★スーツ』 (2008/日)
★★★★★★
監督:英勉
出演:谷原章介/塚地武雅/北川景子/佐田真由美/大島美幸/池内博之/
本上まなみ 他
【STORY】
33歳・独身の琢郎は、亡き母親が残した定食屋・こころ屋を営む、心優しきブサ男。料理の腕前も人柄も抜群なのだが、女性とはまったく縁がなかった。そんなある日、こころ屋に新人アルバイトとして超美人の寛子が入ってくる。彼女に惚れてしまった琢郎は、思い切って告白するものの、あっさり振られてしまう。その後、スーツを買いに行った琢郎は、着るだけでハンサムになれるという『ハンサム・スーツ』を手に入れるのだが…。
<感想>
この映画のストーリーはベタベタな展開で非常に分かりやすい。
なので複雑極まりないストーリーの映画やわけのわからん映画を観て、よ~わからんまま映画が終わってしまい、後味悪くなることを考えると、たまにはこんな映画もいいかなと思える作品でした。
アイテムとして面白いのが着るとブサイクがハンサムに変身することができるというスーツ!
実際あれば試しに着てみたいと思う代物!
そのスーツを着ることによって、今まででは考えられない華やかな事が次々と起こるという内容。
また選べるハンサムスーツの中には石田純一があったり、デーブ・スペクターまであった。
(デーブはハンサムに入るんだろうか?)
その中で今回選ばれたのは谷原のハンサムスーツだったけど、ブサイクの時の塚地のくせみたいなものがたまに出たり、ハンサムには似つかわしくない行動をとったり、笑いを誘ってくれる。
そして終盤、完全なるハンサムになるために今までの人生を全て捨て去る覚悟があるかと問われる!
ここからはこの作品が持つメッセージ部分になるが、外見だけでなく内面を見て欲しい!
そして、幸せとは何なのか?ということが描かれている。
完全なるおバカ作品に留まることなく、伝えたいこともちゃんと表現できている点でも、なかなか良い評価ができる作品でした。