『ペイ・フォワード』 (2000/米)
★★★★★★
監督:ミミ・レダー
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント/ケビン・スペイシー/ヘレン・ハント/
ジム・カヴィーゼル 他
【STORY】
中学1年生のトレバー少年は、アル中の母と2人暮らし。同じくアル中だった父は家を出たきり音信不通。そんな時、初めての社会科の授業でシモネット先生から「世界を変えようと思うなら何をする?」と問い掛けられる。世界を変えたいと強く望む彼が考えたのは"ペイ・フォワード"。早速彼は"ペイ・フォワード"を実行へ移していくが…。
<感想>
今回は感動作『ペイ・フォワード』
感動作とはいうものの、自然な感動作ではなく、あえて感動さすように作られた感動作とでも言っておきましょうか!
“ペイ・フォワード”とは、左の図のように、ひとりが3人に善の行いをし、それぞれがまた3人づつに善の行いをしていく。
といったねずみ講的なもので、広がっていけば、世界が変わっていくかも!!
といった理想のような世界を目指すお話。
途中までは素直にいいなぁ~って思いながら観れるんだが、ラストがイケませんねこの映画。
もうどうぞみなさん泣いてください!!って意図が見え見えで。。。
これではかえって感動しなくなっちゃいました、のぼうは。
もっと他になかったんでしょうか?自然な終わり方が・・・。
ま、確かにあくまで理想的な世界のお話なんで、自然な終わり方ではまとまりつかないのかもですが。
この作品の良し悪しはさておき、確かに“ペイ・フォワード(pay it forward)”はいい言葉だと思います。
我々もそういう風に生きていけたらすばらしいと思いますが、こんな世の中、「大きなお世話じゃ、ボケ!!」
と言われる方が多いのではないでしょうか???
いえ!そう思っていてはいけないのですね。もっと前向きになんです!!