『宇宙戦争』 (2005/米)

★★★★★

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ/ダコタ・ファニング/ティム・ロビンス/

ミランダ・オットー/リック・ゴンザレス/ジャスティン・チャットウィン 他

【STORY】
アメリカ東部。クレーン作業員のレイは、ニュージャージーのとある街で、ごく平凡な毎日を送っていた。ある日、レイは離婚した妻に引き取られている子供たちと面会するが、そのとき激しい落雷が発生する。それと共に地中から三本足の巨大なマシン"トライポッド"が出現し、想像を絶する巨大な力で住民の虐殺と街の破壊を開始した。レイは子供たちを連れて必死に逃げ惑うが、世界各地に出現した"トライポッド"の前に、人々は成す術もなく倒れていき…。

<感想>

この映画、時間が経つにしたがって、面白みがどんどんどんどんなくなってくる映画です・・・。

序盤は予想に反して、なかなか映画としては楽しめる作品だなぁ~と思って観ていました。

“宇宙戦争”なんで、あいつらが敵でしょ。あまり好きじゃないだろうなぁ~っと思っていたんです。

ところが、あいつらのことはさておき、恐怖感だとか、ドキドキはしちゃうわけです。

極限状態にまで陥ってる人間たちがまるで“ゾンビ”のごとく車に群がるシーンなども怖かった。

そんなこんなで、思っていたよりは楽しんで観ていたわけですが、だんだんあまりにもご都合主義が目立ってきたので、う~んこんなもんか・・・。

という思いに変わってきました。そして、究極はラストのオチ。は?そんなんでエエの・・・?

どうがんばったって、こいつらには勝てないと思える破壊力、それをどう解決してくれるのかと思いきや、あ~それはどうやろ(-_-;)ってエンディングで、一気にしぼんでしまいました・・・。

家族愛をテーマに持ってくるにはちょっと弱いし、中途半端な感じの作品にまとめられたって感じです。

結局のところ観る前から思っていたようなレベルの映画だったってだけの映画でした。