『十二人の怒れる男』 (1957/米)

★★★★★★★★★

監督シドニー・ルメット
出演:ヘンリー・フォンダ/リー・J・コッブ/エド・ベグリー 他

【STORY】
殺人容疑の若者に対する裁判は、12人の陪審員の評決を待つばかり。11人は有罪に投票するが、たったひとり、希薄な証拠に疑問を持った男が無罪を主張する。彼らの白熱する議論と説得の模様を執拗に追い続ける密室劇。緊張の数時間の後、ついに全員一致で無罪の評決に達し、心身ともに解放された男たちの安堵の表情が胸を打つ。

<感想>

前回、『アラバマ物語』の裁判がイマイチってことをお伝えしたので、今回は法廷もので、超オススメな映画『12人の怒れる男』を紹介します。

最初に今回の容疑者さんを紹介しときましょう!

左の写真の彼が、容疑者なのですが、映画の中ではほんの何秒かだけしか登場しません。

覚えておいてあげましょう!

映画の舞台は、ほとんどのカットが部屋の一室ということで、制作費的には非常にチープなものと思われますが、映画自体は決してチープなものではありません!!

 

最初はヘンリー・フォンダ扮する一人の陪審員のみが、無罪を主張します。

状況的にも、証言的にも完全に有罪だと、他の陪審員たちは考え、また、裁判後に見に行く野球のことなどに頭がいっているものもいます。

しかし、ヘンリーは「人の生死を5分で決めていいのか?」と、話し合いをしようと持ち出します。

ここから、ひとつひとつ証言や証拠などを、吟味し、1人、また1人と、 無罪を主張するものが増えてきます!!

その話の一つ一つが非常に納得できるもので、必ず、引き込まれていく映画間違いなしです!!

日本にはない陪審制というものを、理解する上でもいい映画だと思います。

まだ観ていない方、是非一度お験しあれ!!

ただ、ひょっとすると、レンタルビデオ屋には、リメイク版しかおいてないかも知れません(ーー;)

もし原版を観たいという方は、のぼうまでご一報を!!